原因を知ってすね毛の埋没毛対策を!
すねは無駄毛の自己処理において、最も埋没毛になる割合が高いゾーンといえます。
皮膚内で発毛し、成長していく埋没毛ですが・・・すねに関しては発生原因と対策がいくつか考えられます。
表皮に直接ダメージを与える自己処理は
埋没毛に直結するといっても過言ではありません。
なかでもカミソリと毛抜きは危険因子が高く好ましくないものです。
カミソリは鋭利な刃先で直接表皮を削るので、
肌のバリア機能を取り除いてしまいます。
毛抜きは無理に引き抜くことで毛穴が開き、
雑菌が侵入しやすい過酷な状況を作ります。
このため二つとも肌自身が肌を守るために、
メラノサイトでメラニン色素を生成する結果に。
最終的にターンオーバーを繰り返すことのない
不健康な肌ができあがり、古くなった角質のままの皮膚が形成されます。
こうして発毛したすね毛は行き場を失い、
皮膚内で成長する埋没毛に至ってしまうのです。
古くなった角質を取り除かないと、埋没毛に移行しやすいものです。
普段から衣服の摩擦により刺激を受けているすねこそ、
スキンケアを心がけたいものです。
乾燥と不衛生が一番の大敵です。
低刺激のローションなどで、入浴後の清潔な肌を
しっかりと保湿しましょう。
夏場なども汗は放置せず、タオルで優しく拭き取るなどして
早めのシャワーで肌を労わりましょう。
体のバランスの乱れは肌に顕著にサインが現れます。
適度な運動、栄養の偏らない食事内容、早寝早起きなど・・・。
規則正しい生活習慣を維持することが健康へ繋がり、
しいては埋没毛に発展しにくい肌質に改善します。
埋没毛対策には角質除去を!
これから足を露出するシーズンには、ポツポツと閉じ込められた
すね毛の埋没毛はとても気になりますね。
皮膚内で自然に分解して消えるまでに時間もかかります。
しかし我慢出来ずに針先などで厚い角質層を取って、
埋没毛を無理に引き抜くことはNGです!
気になる埋没毛には、古くなった角質を除去することが効果的です。
角質除去のアドバイス1
週に1〜2回を目安にピーリング剤を使って角質を除去しましょう。
湯船に浸かったあとは肌が柔らかいので、
ピーリング剤の成分が浸透しやすくなります。
ジェル状で、濡れたお肌にも使用できるタイプは
入浴時に手軽に使えて便利です。
また毎日使えるピーリング石鹸もあり、おすすめです。
ピーリング後の肌は一皮剥けた状態ですので、
保湿を必ずして肌の潤いをキープしましょう。
角質除去のアドバイス2
肌を柔らかくするクリームを塗布することで、
角質を剥がしやすくする手があります。
なかでも、尿素入りのクリームは埋没毛の出来てしまったすねには有用です。
角質はたんぱく質の分子が水素結合して出来たものです。
尿素は水分子を捉えることができるので、
この結合構造を分離させる働きがあるといわれています。
カチカチでガサガサの肌荒れに尿素クリームが出回っているのは、
この働きに着目しているからです。
古くなった角質が柔らかくなって取り除かれることで、
閉じ込められた埋没毛が外に出られるというわけです。
ただ、正常な肌質には尿素入りのクリームは厳禁です。
ある程度症状が改善されたら、
通常の低刺激ローションや保湿液などに切り替えましょう。